フェニックスロベレニーとソテツを種から育てるブログ

南国ムードを感じさせてくれるフェニックスロベレニーとソテツを種から育ててみます。

種子の袋まき発芽方法とフェニックスロベレニーの特徴

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前回、フェニックスとソテツの種を手に入れた経緯を書きましたが、種はどうやって撒くの?育てるの?家庭菜園はやっているものの、ヤシの種なんて育てたことがありません。普通の野菜と同じように土に埋めればよいのか?発芽させるためのコツがあるのか・・?種が届いたら調べないといけないと思っていましたが、ご丁寧に説明書を付けて頂いていました。

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このようなちっちゃな紙です。なくしてはいけないので、内容をメモしておきたいと思います。

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袋巻き発芽方法

ヤシの種を発芽させる方法(発芽させやすい方法?)です。地面に種を植えるのではなく、ジップ付きの袋の中に土と種を入れてそこで発芽を待ちます。

種まき前に用意するもの

  • ジップ付きの袋(開口部が広いほうがつかいやすい)
  • 土(無菌用土)
  • ※水を浸して土に戻すパーム土やピートモスが適しています。
  • ※袋巻きでパーム土がよく使われる理由は経済性です。
  • ※種まき用土が使われないのは無菌では無いことがあるためです。 

①冷蔵庫に1~2日保存する。

②水に2~3日浸す。

ヤシ類は乾燥した果実が付着した状態で種子として販売されている場合がほとんどです。その場合は、水に浸しながら果実に水を吸わせ取り除いて下さい。取り除かないと袋まき後カビが発生する原因となります。

③土を準備する。

パーム土・ピートモスでは、土をやや強めに握った状態で水が滴り落ちない水分量が摘しています。

土の量は種の大きさが5mm、2~3個につき一掴みの土程度。種が大きい場合は土の量も増やしてください。

④種と土を一緒に袋に入れる。

24~30℃位の暖かい場所にジップを閉じた密閉状態で保管します。

⑤発芽まで。

期間は約2週間以降発芽します。同時期に種まきしても発芽が遅い種子があります。ヤシは発芽まで数ヶ月から2年程度かかる種類があります。袋まきは通常の種まきに比べ場所をとらないので発芽まで気長に待ちやすい発芽方法です。

  • 袋内が乾燥してきたら霧吹きで水分を加えて下さい。
  • カビが発生したら種を取り除いてよく洗い、新たな袋と土に入れかえてください。
  • 発芽しない場合は水分量を調整する。数時間光に当てて種の温度を一時的に上げて刺激を与えてみるなど変化を与えることで発芽する場合もあります。

⑥発芽したら。

市販の種まきの土など水はけのよい土に植え替えてください。半日陰の場所に配置し強い直射日光に当てないこと。

植え替え時の最も注意すべき点は水分量です。表面の土が乾いたら水を与えてください。水を与えたあとは受け皿の水を取り除き、受け皿には水が無い状態を保ってください。

フェニックスロベレニー

■発芽まで

発芽までははやくても2ヶ月程度かかるようです。

■植え付け

発芽・発根が確認できてから鉢に植えてください。

■特性

ヤシ類は新芽(成長点)を切ると枯れます。やや直根性の根のため鉢は可能であれば深型(20cm程度)の鉢を利用してください。

■幼苗

半日陰の暖かいところ(最低でも15度以上)で水を切らさないように育てましょう。

■用土

土は観葉植物の土でよいかと思われます。赤玉7:腐葉土3等、自分で配合してもよいでしょう。

■日当たり

直射日光にも非常に強く、日陰にも強いです。室内でも育てられます。

■温度

耐寒温度は0度前後と言われておりますが霜や雪には弱く枯れてしまいます。

室内での置き場所に困るような大きさになるまでは数年かかるので秋~春はとりあえず屋内に保管しましょう。

■水やり

土の表面が乾いたら水をたっぷり与えましょう。(鉢皿の水は捨ててください。)

夏は多めに・冬は控えめにと、他の観葉植物と同様の水やりです。

■肥料

幼苗のときは不要です。葉が4~5枚になったら5~10月の間に2~3ヶ月に1度程度粒状の肥料を与えましょう。

■害虫

葉ダニ・カイガラムシがまれに発生します。発生後薬剤散布します。

●葉先の枯れ

水のあげすぎ、根詰まりが考えられます。枯れた葉ははさみ等で切り取ってください。

●元気がない

全体的に葉がしおれている(上に伸びていない)時は日光に当たってないことが考えられます。